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妊娠中のクラリチン服用は大丈夫?調査してみた

2019年12月08日

クラリチンの取扱説明書では、妊娠中または妊娠している可能性のある婦人には投与を避けることが望ましい、妊娠中の投与に関する安全性は確立されていない、授乳中の婦人は本剤投与中は授乳は避けること、という記載があります。これらは、完全に何らかの危険性があるということは証明されていないという意味も含まれていますが、メーカー自身が保障していない以上、妊娠中または妊娠している可能性のある婦人は服用を避けたほうがいいのは間違いありません。しかし、いくら避けたほうがいいとは理解していても、花粉症の症状が悪化してしまえば大きなストレスとなりお腹の胎児にも悪い影響を与えかねません。ここで注目したいのが、公益財団法人日本アレルギー協会が制定している鼻アレルギー治療ガイドラインです。こちらでは15週目までの妊娠初期には極力服用は避けるべきとし、医師に相談することが推奨されています。症状が悪化した場合は、リスクを最小限にするため比較的お腹への影響が少ない点鼻薬や漢方などで対処する場合もあります。ただし、花粉症治療による有益性が薬の副作用や胎児奇形の可能性といった危険性を上回ると医師が判断した場合は、安全性の高い薬が処方される場合があるとされています。その一方で、妊娠初期を過ぎて中期や後期に差し掛かるとクラリチンなどの胎児への影響が少ないとされているお薬が処方される場合があるなど、治療の選択肢が大幅に広がります。リスクは少しでも避けられるに越したことは無いため、まずはマスクを着用したり空気清浄機を使用して環境を整えることから始めるのが推奨されるケースが多いですが、それでも改善が見られない場合には医師の判断で治療薬が処方される場合があります。以上を総合してポイントとなるのが、メーカー自身は妊娠中または妊娠している可能性のある婦人がクラリチンを服用することで妊婦や胎児に何らかの影響が出た報告は無いものの避けたほうがよいとアナウンスしている一方で、公益財団法人日本アレルギー協会が制定している鼻アレルギー治療ガイドラインでは花粉症などの症状が悪化した場合には、医師の判断によって妊婦でもクラリチンなどの投与があり得るということになります。いずれのケースにおいても自己判断をして治療薬を服用しないのと同時に、我慢できないほどの辛い症状があるのならば、妊婦でも段階に応じて何らかの対処方法があるため遠慮なく医師に相談することが大切です。