• ホーム
  • アレルギー治療薬で眠気が出た場合の対処法

アレルギー治療薬で眠気が出た場合の対処法

2019年10月30日

第1世代の抗ヒスタミン薬などのアレルギー治療薬は脂溶性が高いために、血液脳関門を通過して中枢神経に影響を与えて眠気を引き起こす副作用があり、第2世代では大幅に緩和されたものの体質によってはごく稀に眠気が出る場合もあります。クラリチンをはじめとするアレルギー治療薬は要指導薬品に分類され、ドラッグストアなどで購入する際には薬剤師から副作用の説明を受けます。そのため、抗ヒスタミン薬の取扱説明書では服用後は持続時間が終了するまで自動車やオートバイなどの運転、工作機械の作業など危険を伴う作業を控えることを推奨する旨がアナウンスされています。特に日本国内では、抗ヒスタミン薬を含んだアレルギー治療薬を服用して眠気が引き起こされた状態で、自動車やオートバイの運転をして人身事故を起こした場合には、危険運転致死傷に問われる場合があるため細心の注意が必要です。対処法としては抗ヒスタミン薬を服用した場合には、早期に症状を緩和するためにも自動車などの運転を控えるだけではなく可能であればお仕事や学校を休んで安静に過ごすのがいちばんで、眠気と同時に鎮静効果があるので痒みなどの辛い症状を緩和しながらゆっくりと眠れば回復も促されます。その後、副作用はアレルギー治療薬の持続時間が終了するに連れて徐々に緩和されていきます。しかし、どうしてもお仕事のために自動車やオートバイの運転、工作機械の作業を行わなければならない場合には、持続時間が終了するタイミングを計算して仮眠を取る方法もあります。たとえ仮眠でも眠ることで鎮静効果も相まってアレルギーの症状の緩和が期待できるのに加えて、体内のアレルギー治療薬が排泄されるのを促すことができます。第1世代の抗ヒスタミン薬の服用後には副作用として集中力や判断力などが低下するインペアードパフォーマンスが発症する場合があり、本人が自覚しにくい鈍脳と呼ばれる状態となり、周囲の人から指摘されて気づくことも少なくありません。対処法は同じように安静にしたり仮眠を取り、アレルギー治療薬の持続時間が終了して排泄されるのを待ちます。もうひとつの対処法は第2世代のヒスタミン治療薬を服用する方法です。第2世代の抗ヒスタミン薬では、大幅に改良されて眠気の副作用が皆無となったのと同時にこのインペアードパフォーマンスも皆無となり、臨床試験でも服用した者と服用していない者で比較したところ優位な変動が無いという結果も出ています。